リモートワークのAdvantageとDisadvantage – 英文エッセイに使える例文集

  新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務を恒久的に推奨するようになった企業も多いようですね。当記事では、リモートワークの利点(Advantage)と欠点(Disadvantage)について意見を述べるときに使える例文をいくつかご紹介しています。

Remote Work とTelecommuting (Telework)

 まず、簡単に用語を説明します。Remote WorkとTelecommuting ではどちらが英語圏でよく使われていますか?といったご質問がよくありますが、実際はどちらも使われており、相互に入れ替えて使うことも可能です。しかし、厳密には以下のような意味の違いがあります。
Remote Work – 「従業員が遠くに居るという意味」で 出張などで一時的に遠くで仕事をしている状態から、固定的に在宅で働いている状態までを含みます。
Telecommuting – “Telework” (テレワーク)という言い方もあります。通常はオフィスで勤務している人が在宅でオンラインで働くことを指すことが多いと思います。しかし実際には通勤しない在宅ワーカーに対しても幅広く使われています。
※ 企業による使い方の違いもありますので、注意してください。

Remote Workの利点 – Advantage

 「在宅で働くことの利点」は住居の環境や個人の考え方によるところが大きいと思います。以下は最近エッセイなどで話題に上がっていることからまとめてみました。

1. スケジュールの柔軟性

One of the main advantages of working from home is that you have flexibility with your schedule. 
在宅で働くことも大きな利点はスケジュールに柔軟性があるということだ。

Having a flexible schedule is particularly beneficial for workers who have children to take care of.
柔軟性のあるスケジュールは、面倒を見る子供たちがいるワーカーにとっては特に有益である。

Working from home can provide more opportunities for family bonding.
家で働くことは家族の結束を高めるきっかけとなりえる。

2.生産性の向上

Recent research shows that employees’ productivity has been shown to increase drastically when they work from home. Home offices aren’t nearly as distracting as company offices.
最近の調査によれば、家で働くと従業員の生産性は大幅に上がるということです。ホームオフィスは会社のオフィスほど気が散らないのです。

Working remotely allows you to focus on the job at hand without the distractions of office chat.
リモートで働くと、オフィスのおしゃべりがないので、目の前の仕事に集中できます。

3.交通費やコーヒー代の節約

One benefit of working from home is that you save money on commuting to the workplace.
家で働くひとつの利点は仕事場へ通勤するお金を節約できることです。

Of course, this is certainly useful if you live far away from the office. A thirty-mile commute, for example, could cost up to 40,000 yen per month. Companies don’t usually cover full commuting expenses.
もちろん、仕事場から遠くにに住んでいた場合、本当に有効です。30マイルの通勤で、たとえば月に4万円かかることもあります。会社がすべての交通費を負担してくれないことも多いからです。

Remote workers can save about 400 thousand yen a year by working from home, according to a study conducted by ABC newspaper. That comes from saving on commuting costs as well as spending on coffee, lunch and clothing.
ABC新聞の行った調査では、リモートの従業員は家で働くことで年に40万円ぐらい節約できる可能性があるということです。この出費には、通勤費やコーヒー代、ランチの外食や洋服代を含みます。

Remote Workの欠点 – Disadvantage

 以下は、リモートワークの問題点としてよく話題に上がるものです。

1. 運動不足

One of the most significant detriments working from home is the lack of physical exercise. Without having to actually go anywhere to work, there is a tendency for people to lead a sedentary lifestyle.
家で働く最も大きな問題の1つは運動不足になることです。働くためにどこへも出かけないと、人々は座ってばかりいるライフスタイルになりがちです。

An example of this would be sitting in front of a computer screen all day. This could have a negative effect on a person’s health.
例えば、コンピュータ画面の前で1日中座っているということです。健康に対してマイナス効果があるかもしれません。

2. 孤立感

You can easily interact with coworkers and clients via technology but it’s not the same as face-to-face communication, having lunch together or making small talk. Remote workers often feel isolated.
同僚やクライアントといつでもテクノロジーを通じてつながることはできますが、ランチを一緒にとったり雑談したりする対面のコミュニケーションとは異なります。リモートで働く人はしばしば孤立を感じます。

Working remotely can also negatively affect a person’s confidence if they have recently joined a company. The lack of support could make those people feel lost or redundant as they might not fully understand what to do.
遠隔で働くことは、最近働き始めた人にとって、自信喪失につながる可能性があります。周りのサポートがあまりない状態で、何をすべきかよく理解できず、途方にくれたり、自分が不要だと感じさせてしまいます。

3. モチベーションの低下

Motivation can be difficult to maintain. There can be a lot of distractions around the house such as a games console, a TV, books, and social network sites. Keeping motivated during this time can be a problem for a number of people in contrast to being in the office where a person’s main focus is work.
モチベーションを保つことが難しいかもしれません。家には、ゲーム機、テレビ、SNSなど気が散るものが多くあります。仕事がフォーカスであるオフィスに比べ、このような環境でモチベーションを保つことは多くの人にとって難しいことです。

4.従業員管理の難しさ
For managers, it’s difficult to manage remote employees. It is hard to anticipate the challenges their remote employees will face.
管理者にとっては、遠隔で働く人の管理が難しいです。従業員が抱えている問題を予測することが難しいのです。

It is important for managers to help remote workers feel like they’re truly part of the team.
管理者にとっては、遠隔で働くワーカーが、本当のチームの一員であることを感じさせるように助けることが重要です。