当記事は、「大きな音を表す英語表現」の第2回、名詞編になります。鳴り響く音、不協和音、とどろき、衝突音、大騒ぎ、強打音を表す英語の名詞を順にご紹介します。
鳴り響く音 – Blare
Blare はラッパやアラームのような鳴り響く音、またテレビやラジオなどがガンガン鳴るという表現に使われます。一定時間続き、動作や生活の妨げになっている状況で主に使われます。
The blare of the alarm clock made my hangover much worse.
鳴り響く目覚ましが、二日酔いをさらに悪化させた。
不協和音 – Cacophony
Cacophonyは、不協和音、不快な音調、耳障りな音 という意味になります。
The drivers were losing their minds in that traffic jam – there was a cacophony of car horns.
運転手たちはその交通渋滞の中で気が変になりかけていた。クラクションの不協和音が起きていた。
(砲声・雷・波などの)とどろき – Boom
Boomは、爆発音のようなすごく大きな音がして、それが響きわたっている状況を表します。「ドカーン」という擬音にイメージが合います。
The boom of the explosion was heard almost ten kilometers away.
とどろく爆発音は10キロ離れた地域にまで聞こえた。
衝突音 - Crash
Crashは交通事故のような衝突音、特に金属やガラスが混じっている感じのガシャーンという音に対して使われます。墜落や落下で物が壊れるときにもよく使われます。
I dropped the glass and it smashed onto the concrete with a crash.
グラスを落とした。コンクリートにガシャーンという音でたたきつけられた。
大騒ぎ、どんちゃん騒ぎ – Racket
Racketは人々が出す騒音のことです。ひとつの音ではなく人が集まって出すうるさい声や音のイメージです。
Would you kids stop making all that racket?
子供たち、騒ぐのをやめてもらえる?
強打音 – Pounding
Poundingは「強打・打撃」という意味ですが、「強打や打撃の大きな音」の意味もあります。
The band was practicing again downstairs last night and the pounding of the drums gave me a headache.
昨夜、階下でバンドが練習していた。激しいドラム音で頭痛がした。
今回は、大きな音を表す名詞をご紹介させていただきました。第3回はイディオムをご紹介させていただきます。