トレンド英語表現、第2回は(2023年~2024年)によく使われるようになった仕事や経済関連の英単語、英語表現についてご紹介しています。
Side Hustle – 副業
Side hustleは「副業」を意味します。
I need a side hustle asap.
できるだけ早く副業を始める必要がある。
以下のようにハイフンでつないで形容詞的に使われることもあります。
I started a side-hustle selling t-shirts online.
ネットでTシャツ販売の副業を始めた。
Remote Ready – リモート対応・リモートワークに向け万全
Remote Readyは、「リモート対応」という日本語で表されることもあります。 リモートワークや在宅勤務ができるよう、十分に準備をしておくという意味です。以下の例文のようにハイフンでつないで使われることも多いです。
I updated my home computer and am now fully remote-ready.
例:自宅のコンピューターを更新して、在宅勤務の準備は完全だ。
Quiet Quitting – 会社のための努力をしなくなること
Quiet Quittingは直訳では「静かな退職 」という意味になりますが、ここでは「もう会社のために働きたくない」と思い、努力をしなくなることを意味しています。
I’m just done with my boss. I think it’s time to quiet quit this job and look for something else.
もう上司とは終わった。会社のための努力はやめて、他の仕事を探す時期だと思う。
Gig Economy – ギグエコノミー・短期間で柔軟な雇用の労働市場
Gig Economyは、「短期間の柔軟な雇用を特徴とする労働市場」、具体的にはインターネットやスマホアプリ等を通じて、短期間の仕事を請け負う働き方や経済の仕組みのことを指します。ギグ(gig)が「ライブハウス等で演奏者がゲストとして一度限りのセッションを行うこと」という意味であることに由来しています。
Many freelancers thrive in the gig economy, offering their skills on various platforms.
多くのフリーランサーはギグエコノミーで活躍し、さまざまなプラットフォームでスキルを提供している。
Upskilling – アップスキリング・新しいスキルを学ぶこと
Upskilling は「 専門能力を高めるために新しいスキルを学ぶこと」を意味しています。
Continuous upskilling is crucial in staying relevant in today’s rapidly changing job market.
急速に変化する今日の雇用市場についていくためには、継続的なスキルアップが不可欠です。
Crunch Time – 締切りまでの切迫した時間
Crunch Timeは、締め切りに間に合わせるために必死に努力している切迫した時間のことを意味しています。単語crunchには、「(…を)バリバリかむ、かみ砕く」という意味のほか、「危機,正念場」という意味があります。
It’s crunch time for the team as we approach the project deadline.
プロジェクトの締切りが迫っているので、チームにとっては正念場だ。
Burnout – 燃え尽き症候群
Burnout(バーンアウト)は、日本語「燃え尽き症候群」と同じ意味で、長期のストレスによる身体的または精神的疲労を表します。
To avoid burnout, it’s important to balance work with self-care activities.
燃え尽き症候群にならないためには、仕事とセルフケアのバランスをとることが大切です。
Workcation –ワーケーション
Workcation (ワーケーション)はカタカナ用語としても浸透していますが、普段の職場と異なるリゾート地や観光地で働きながら休暇を取ることを意味しています。また旅行などをしながら、合間に仕事をするときにも使われている語です。
※ Workationというスペルが使われることもあります
I have so much to do at the moment, and some time-off coming up, so I think it’s time for a workcation.
今はやることがたくさんあるけれどもうすぐ休暇が取れる、そろそろワーケーションの時期だと思う。
Zoom Fatigue – オンラインミーティング疲労
Zoomは、オンライン会議を行うためのソフトの名前で、Zoom Fatigueは人々が終わりのないビデオチャットに単に疲れたことを意味しています。この表現は、2020年以降、どれだけリモートワークが行われるようになったかに関連しています。
I’m getting major zoom fatigue from this project. We are having virtual meetings every day!
このプロジェクトでのオンラインミーティング疲労がひどい。毎日バーチャルミーティングをしている!
Deep Dive – 深く掘り下げる
Deep Diveは直訳すると「深く潜水する」という意味です。ここでは何かの調査において多くの時間と労力を費やし細部にまで踏み込んで徹底的な分析を試みることを意味しています。
We need to do a deep dive into Instagram marketing before we spend any money on advertising.
広告に費用をかける前に、インスタグラムのマーケティングを深く掘り下げる必要がある。
オンラインミーティングで、世界中どこでもつながる今日、こういったスラングや表現を押さえておくことでコミュニケーションもよりスムーズに行えると思います。また、これらはインスタグラムやXでも頻繁に使われていますので、ぜひチェックしておいてください。