秋に関連するイディオムのシリーズ第3回は、ちょっとネガティブな意味のある2つの表現をご紹介させていただきます。
秋に関連する英語イディオム No.1 => Neck of the woodsってどういう意味? 秋に関連する英語イディオム No.2 => Squirrel awayってどういう意味? |
A bad apple – 悪影響を及ぼす人、問題児
A bad appleは、「悪影響を及ぼす人、問題児」といった意味です。一昔前の日本のテレビドラマでも「腐ったみかん」という表現が話題になりましたが、同じような意味で、問題のある人がグループ全体に悪影響を及ぼす場面でよく使われますが、単に「悪いヤツ・問題児」というニュアンスで使われることもあります。例文を見てみましょう。
I wouldn’t sit next to him in class. He seems like a bad apple.
教室で彼の隣には座りたくない。彼には問題があるようだ。
Bad appleという表現は個人を指すと非常にネガティブな意味になってしまいますが、「ある集団には(組織に悪影響を及ぼす)問題のある人がいる」という意味合いで、社会批判や、大統領のスピーチなどでもよく登場します。「ある集団には常にいくつかの問題のある人がいる」という意味では、~ always a few bad apples という表現がよく使われています。 |
There are always a few bad apples among landlords.
地主の中には常にいくらかの悪い人たちがいる。
There are always a few bad apples among workers.
働き手の中には常に良くない(態度が良くない、仕事が雑など)人たちがいる。
Drive someone nuts – (人の)気を狂わせる、イラつかせる
単語nutsはcrazyのスラングです。I went nuts.というと(イラつくことがあって)「私はキレた。」「私は頭がおかしくなった。」といった意味になります。Drive someone nutsは、人や物事が、誰かの気を狂わせる、誰かをイラつかせるといった意味になります。例文を見てみましょう。
My classmates drive me nuts. They always come late and misbehave.
私のクラスメートは私をイライラさせます。彼らはいつも遅れてきて無作法なことをします。
My boss is driving me nuts.
私の上司は、私をいらつかせています。
以上、3回にわたり、秋に関連するイディオムをご紹介させていただきました。ぜひ、使ってみてください。