誉め言葉に使われる英単語 – 英文スタイル向上のヒント

 当記事では、人や物を誉める時に使われる英単語をご紹介しています。一般的には、great、beautifulなどの語がよく使われていると思いますが、今回の記事では、特定の場面で使われる、より洗練された表現を抜粋しています。ぜひ文章スタイルの向上に役立てていただければと思います。

Diligent – 勤勉な

 Diligentは、忍耐強く努力を続ける「勤勉な」人に対して使われる言葉です。

All my co-workers are very diligent, of course, but Do Yoon always goes above and beyond.
私の同僚はもちろん、みな勤勉ですが、ド・ユンは常にそれより上を行っています。

Gregarious – 社交的な、人といる事が好き

 Gregariousは、基本的には「社交的、人付き合いの良い」という意味ですが、sociable「社交的な」に比べ、単に人付き合いが良いということよりも、「人といることを楽しむ」「人といる事が好き」な人に対して使われる言葉です。

I’ve always admired gregarious people: they’re often the life and soul of a party.
私はいつも社交的な人を尊敬しています。そういう人たちはよくパーティーの盛り上げ役になります。

※ life and soul of the party は「パーティーの人気者、場を盛り上げる人」という意味です。

Philosophical – 理性的な、冷静な

 Philosophicalには「哲学の」という意味がありますが、人に対して使うときは「理性的な、冷静な」という意味を持ちます。物事に動じず、忍耐強く、落ち着いているイメージの人に対して使われます。

Amahle didn’t get that promotion she wanted, but she was very philosophical about it.
アマールは望んでいた昇進はできませんでしたが、そのことについてとても冷静でした。

Gripping – 人の興味や注意を惹きつける

  Gripping には「しっかりつかむ」という意味があり、人々の興味や注意をしっかり惹きつけている人や物に対して使われます。

South Korea is famous for its gripping dramas, many of which have been translated into dozens of languages.
韓国は、人の興味を惹きつけるドラマで有名です。多くのドラマが数十ヶ国語に翻訳されています。

Spellbinding – 人を魅了する、人の心をとりこにする

 Spellbindingは、「人を魅了する、人の心をとりこにする」という意味です。芸術作品や、演技、スピーチなどに対してよく使われています。

Yoko Tawada’s books are spellbinding: I can understand why her work has won so many awards.
多和田葉子の本は読者をとりこにします:彼女の作品が多くの賞を受賞している理由がよくわかります。

Accomplished - 熟達した、完成された、洗練された

 Accomplishedは「何かを成し遂げられた」人や物に対して使われる語です。特出して優れている物、非の打ちどころのない完成されたもの、名人級の技術などに対してよく使われます。

Eiko Ishioka was an incredibly accomplished art director, costume designer, and graphic designer who won an Academy Award for her work on 1992 romantic-horror film Bram Stoker’s Dracula.
石岡瑛子さんは、1992年の恋愛ホラー映画「ドラキュラ」でアカデミー賞を受賞した、特出して洗練されたアートディレクター、衣装デザイナー、そしてグラフィックデザイナーでした。

Incisive – 鋭い、鋭利な、鋭敏な

 Incisive は、「鋭い、鋭利な、鋭敏な」という意味を持ちます。難しい考えを明確に自信を持って説明し、頭がすばやく働く人に対してよく使われるイメージがあります。

The most important thing when teaching is the ability to be incisive and motivating.
教えるときに一番大切なことは、鋭い洞察力とモチベーションを高める能力です。

Savvy – 機転の利く、物知りの

 Savvyは、(特に実務において)「認知力、理解力がある」、もしくは「機転が利く」人に対して使われます。また、「物知り、情報通」という意味もあります。

Zahra is very tech-savvy, we’re lucky to have her on our team.
ザーラは非常に技術に精通しており、彼女がチームにいてくれて幸運です。

Compassionate – 思いやりのある

 Compassionateは、「思いやりのある」という意味です。貧しい人や病人など立場の弱い人に対しての気遣いがある人に対してよく使われます。

Princess Diana was well-known for being compassionate towards AIDS sufferers at a time when the condition was deeply stigmatized.
ダイアナ妃は、エイズが深刻な社会問題となっていた当時、エイズ患者への思いやりに溢れていたことで知られています。

Intrepid – 勇敢な、恐れを知らない

 Intrepid は、「勇敢な、恐れを知らない」という意味で、勇気があり、大胆な行動を取れる人に対して使われます。

The intrepid Nirmal Purja is famous for summiting all 14 of the world’s 8,000-meter peaks in under seven months.
恐れ知らずのニーマル・プルジャは、世界に14ある8,000m級の山を7カ月かからずにすべて登頂したことで有名です。

Exuberant – 活力が溢れんばかりの、高揚感のある

 Exuberantには「熱烈な、熱狂的な」という意味があり、「活力や喜びが溢れている」とう意味で、コンサートの熱狂や、素晴らしいアート作品などに対してよく使われます。

Ay-O’s artwork is uniformly exuberant, giving an impression of great joy.
靉嘔(あいおう)の作品は、一様に高揚感があり、大きな喜びを感じさせてくれます。

Herculean – かなりの肉体的、精神的努力を要する

 Herculeanは元々、「(ギリシャ・ローマ神話の)ヘラクレスのような」という意味で、「かなりの肉体的、精神的努力が必要な力を必要とする」という意味合いがあります。困難なことを成し遂げたり、成功した場面でよく使われる単語です。

The team made an herculean effort to finish the project on time and we are all extremely grateful to them.
そのチームは、プロジェクトを期限通り終わらせるために大変な努力をしてくれました。私たちはみな彼らに非常に感謝しています。

 以上、誉め言葉に使われる英単語をご紹介させていただきました。ぜひ実際に使ってみてください。