ソーシャルメディア・SNSの英語表現、第3回は炎上、釣り、荒らしなど、投稿へ攻撃やネガティブ発言に関する表現をご紹介します。注意点は、英語と日本語の意味は1対1になるのではなく、英語はより幅広い意味で使われているということです。また英語表現にはそれぞれ動詞、名詞両方の用法がありますので併せて覚えておきましょう。
順に例文をみていきましょう。
釣り、荒らし(釣る、荒らす)– troll
単語trollは、ネットの「釣り」の意味で使われますが、日本語の「荒らし」の意味(かなり挑発的なメッセージ)に対しても使われます。名詞、動詞用法両方見てみましょう。
I saw some people trolling Tomoko on the ABC website, so I reported them to the administrators. ABCサイトでトモコが攻撃されているのを見たので、管理者へ通報した。 In some countries, you can be arrested for trolling. There are so many trolls on ABC forum, that I stopped posting on it. |
炎上する、攻撃する– flame
flameは気に入らない意見や投稿に対しての攻撃を表す日本語の「炎上させる」という意味もありますが、大勢での炎上でなく、単なる攻撃する、荒らすという行為にも使われます。flamerは荒らしている人を指す名詞です。
I wrote on Facebook that I prefer Morning Musume over AKB48. Within 5 minutes some AKB48 fans started flaming me. FacebookにAKB48よりモーニング娘が好きだと書いたら、5分以内にAKBファンが攻撃してきた。(炎上させた) Don’t bother arguing with Tanaka; you’ll never win. I heard that he’s quite a famous flamer on a few sites. |
(攻撃的な)反論 – hate
hateは(攻撃的な)反論投稿を意味します。また名詞haterはそういった投稿をする人を指します。
That post got a lot of hate. その投稿にはたくさんの攻撃(反論)があった。 Don’t hate on successful people, it makes you look jealous. As I’ve gotten older, I care less about haters posting negative things. |
最近よく使われるフレーズにHaters gonna hate!というものがあります。これは「アンチや攻撃的な人は必ずいるんだから気にすんなよ!」という意味になります。ネットでの荒らしや、釣りはどこの国でも同じように発生しているようですね。 |
さて、ソーシャルメディア・SNSの英語表現 シリーズは今回で一旦終了させていただきます。わからない表現や質問がありましたら英語便までお知らせください!