英単語feelは最もよく使われる単語の1つですが、無生物主語+feel の組み合わせを使いこなしている方は意外と少ないと思います。当記事では、無生物主語+feelの使い方を例文を使ってご紹介させていただきます。
無生物主語+feelの用法と意味
はじめに以下のセンテンスを見てください。
I feel that the jacket is soft. 「このジャケットは柔らかく感じる」
上記のようなI feelではじまる文は添削でもよく見られ、文法的に正しく意味も通ります。この文をthe jacket(無生物主語)を主語として書き換えてみましょう。
The jacket feels soft.
そのジャケットは柔らかいと感じる。
簡潔で直接的な文章になりました。上記のようにthe jacketが主語になる場合、「ジャケット(という物)が感じる」という意味ではなく「ジャケット(物)が我々に何かを感じさせる(how it feels to us)」という意味合いになります。
その他、いくつかの無生物主語+feelの形の例文をご紹介します。
The weather report said it was going to be hot today, but actually it feels cool.
天気予報は暑くなると言っていたが、実際には涼しく感じる。
My suitcase began to feel heavy after a while.
しばらくしてから、スーツケースが重いと感じるようになった。
My eyes feel really sore.
目がかなり痛く感じる。
また、以下のようにit feels, またはit feels like + 「場面または状況」の形の文もよく使われます。
A: It feels like the boss is mad at us.
B: It doesn’t feel that way to me.
A: 上司は我々に腹を立てているようだ。
B: 私にはそのように感じられません。
表現を和らげる効果
直接的な言い方にfeelを挿入することで、言葉のトーンを和らげることがあります。以下の会話の例をみてみましょう。
A: This is so soft!
B: It feels kind of rough to me.
A: これは本当に柔らかい
B: 私にはちょっとざらついて感じる。
ここで、B が “It’s kind of rough.” というとAに反論しているように聞こえますが、feelを使うことで、「(あなたは~かもしれないけれど)私にはこう感じられる」という個人的な意見を述べるより柔らかいトーンになります。
無生物主語 + feelの注意点
無生物主語+feelの文章において、感情を表す形容詞は使えません。利用に注意してください。
誤りセンテンス例
– The sofa feels happy |
以上、当記事では無生物主語+feel の使い方を説明しました。We hope this helps and we look forward to reading your work!