雷・稲妻に関する英語イディオム

雨傘と長靴

 前回の、Rainに関するイディオムに続き、今回は thunder (雷) lightening (稲妻)に関する英語イディオムをご紹介します。

こちらの記事も併せてご参照ください。=> Rainを使った面白い英語のイディオム

To catch lightning in a bottle – 奇跡を起こす

 直訳で「瓶で雷を捕まえる」という意味の、To catch lightning in a bottleというイディオムは、もともとベンジャミン・フランクリンの雷雨の中で凧を上げて雷からビンに電気を蓄えることに成功した実験からきています。偉業に挑戦して成功した場面で「奇跡を起こす」といったニュアンスで使われています。(=someone’s success in attempting a challenging feat)アメリカでは以下のように野球のシーンでよく使われています。

During the 2023 World Baseball Classic, Ohtani’s performance was like catching lightening in a bottle. His strike out in the bottom of the ninth ending clinched the title for Japan.
2023年のWBCで。大谷のプレーは奇跡的でした。彼の9回最後の奪三振が日本の優勝を決定させました。

Steal someone’s thunder - (人)を出し抜く、(人)のお株を奪う

 Steal someone’s thunderは、自分より成功している人や、何かを上手くやっている人を出しぬく、お株を奪うという意味で使われます。

During the meeting, my colleague stole my thunder and presented my idea as their own. I was disappointed but remained a team player.
ミーティングの最中で、同僚は私を出し抜いて私のアイデアを彼自身のアイデアのようにプレゼンした。私はがっかりしたが、チームの仲間へは(私のアイデアだと)伝えた。

Lightning fast / Fast as lightening- (行動・反応などが) 電光石火の

  Lightning fast、Fast as lighteningは文字通り「稲妻のようにものすごく速い」という意味のイディオムです。

Japan’s mogul skier, Aiko Uemura moved as fast as lightening during the Olympics to win a medal.
日本のモーグルのスキーヤー上村愛子はオリンピックでメダル獲得のために、稲妻のように速いスピードで動いた。

Lightning fast と同じ意味で、以下のような表現もよく使われます。

Quick as lightning / Quick as a flash

以上、今回は雷・稲妻に関するイディオム をご紹介しました。実際のライティングで使ってみてください。