Late vs Delayの第2回は、lateの形容詞、副詞用法について説明します。前回記事において「遅れる」という意味においての使い分けを説明しましたので、今回はそれ以外の意味について解説いたします。
Lateの形容詞用法(1) – 下旬の、末期の、終わり頃の
形容詞のlateには「下旬の、末期の、終わり頃の」という意味があります。
Heart of darkness was written in the late 19th century.
Heart of darknessは、19世紀の終わり頃に書かれました。
また以下のように、late-〇〇というハイフンで結んだ形で「遅い/後期の〇〇」の意味となる表記もよく使われています。
Unfortunately, he has late-stage dementia.
残念ながら、彼には後期の認知症があります。
※ 以下のような、”late-〇〇”の形の形容詞もよく使われています。 late-afternoon 夕方前の late-evening 深夜 late-blooming 遅咲きの late-model 新型の |
Lateの形容詞用法(2) – 故人、亡くなった人
「late + 人」という表記で「故人、亡くなった人」の意味になります。
The late Tamara King was well-respected for her imaginative poetry.
故Tamara Kingは、創造性のある詩でとても尊敬されていました。
My late wife loved classic cars.
亡くなった私の妻はクラッシックカーが好きでした。
Lateの副詞用法 – 通常/予定より遅く
Lateは、副詞用法で「通常/予定より遅く、遅くまで」という意味になります。
He got to work late.
彼はいつもより遅くに仕事をはじめた。
I’ll be home late.
いつもより遅くに帰宅します。
以上、lateの形容詞、副詞用法と追加の意味についてご紹介しました。当記事ではよく使われる例をご紹介していますが、lateには、他にも幅広い意味がありますので、興味のある方は辞書で確認してみてください。第3回では、delayの追加用法について解説させていただきます。