As well asを使いこなすシリーズ第2回は、添削でよくご質問のある構文についてご説明します。
学習者が混乱しやすい構文 (添削のお問合せが多い項目)
以下の構文は、「文法誤り、または構文エラーではないか」とメンバーよりよくお問合せがあるものです。
Jennifer draws as well as designing clothes.
ジェニファーは洋服をデザインするだけでなく絵も書いている。
S + Vで始まる文に対して、as well as の後続が 動詞 + ing形になっているため、一見、前半と後半が釣り合っていない文に見えるかもしれませんが、文法的に正しく意味も正しく通じる文です。
ただし、ちょっと分かりづらいと感じる場合は、以下のように変更することができます。
(実際ネイティブ講師間でも意見が分かれるところであり、以下のような構文へ修正を提案する講師もおります)
(1)As well as句を文頭に出す
As well as designing clothes, Jennifer draws.
(2)動名詞をS+ Vの形へ変更
Jennifer draws as well as she designs clothes.
上記の文は主語を省略してJennifer draws as well as designs clothes.
と記載することも可能です。
As well asで使えるその他の構文
As well asは上記で説明した動名詞、S+Vを後続とする以外に、幅広いスタイルで使うことができます。いくつかの例をご紹介させていただきます。
(As well as + 名詞)
My younger brother as well as I design clothes.
私だけではなく、私の弟も洋服をデザインします。
(As well as + 前置詞)
We have a responsibility to our nation as well as to our families.
私たちは家族に対してと同様に国家に対しても責任があります。
(as well as + 不定詞)
I bought expensive design software to do a better presentation for my customers as well as to make brochures.
チラシを作るためだけではなく、顧客に対してより良いプレゼンテーションを行うために高価なデザインソフトを購入した。
(as well as + 関係副詞)
Advice and support are needed when life ends, as well as when life begins.
人生の始まりと同様、人生の終焉にも助言とサポートが必要です。
以上、第2回はas well asを使った構文をご説明しました。後続記事ではas well asの否定型、比較の使い方、スタイル向上ポイントについてご説明させていただきます。