当記事ではJust と Onlyそれぞれの意味と使い分けについて解説しています。
JustとOnlyは置き換え可能?
JustとOnlyの使い分けで悩まれる方も多いようですが、基本的には以下のように考えてください。
Just, Onlyの基本的な意味は異なり単純な相互置換はできません。しかし、それぞれに広い範囲の意味があり、意味が重なる場面においては、Just,Onlyを置き換えて使うことができます。 |
以下は、それぞれのとりうる品詞と、よく使われる意味になります。意味はかなり多くなるため、当記事では比較的よく使われるものに絞って解説していきます。
とりうる品詞 | よく使われる意味 | |
Just | 形容詞、副詞、名詞、動詞 | 確実、ちょうどぴったり、今しがた、単に、ただ~だけ、かろうじて、正しい など |
Only | 形容詞、副詞、接続詞 | 唯一の、ただ一つの、ただ単に、たった~だけ、しかし など |
上記の、赤字の部分、Justの「単に、ただ~だけ」、Onlyの「ただ単に、たった~だけ」の部分は意味が重なるため、justとonlyを相互に置き換えて使うことができます。以下、例を見てみましょう。
It is just/only a few minutes away from Ikebukuro station.
池袋駅からたった数分離れたところです。
It was just/only a silly comment. I didn’t mean to offend him.
単に、くだらないことを言っただけです。彼を不快にさせる意味はありませんでした。
では、以下固有の意味をみていきましょう。
Just – 「ちょうどぴったり」「今しがた」「かろうじて」
Justには、名詞、動詞の用法もありますが、よく使われるのは、形容詞または副詞用法の以下の3つの意味になります。
(1) Justの意味1 – 確実なこと(exactly)
This is just what I wanted for my birthday. Thank you!
これはまさに私が誕生日に望んでいたことです。ありがとう!
(2) Justの意味2 – 今しがた (recently)
I just made a cup of tea. Would you like a cup?
今、お茶を入れたところです。一杯いかがですか?
(3) Justの意味3 – かろうじて (barely)
Her voice just isn’t suitable to be a solo artist.
彼女の声は、ソロアーティストには少し向いていない。
Only – 「唯一の、ただ1つの」
次にonlyの意味を見てみましょう。onlyもよく使われるのは形容詞、副詞の形です。
(1) Onlyの意味 – 唯一の、ただ1つの、特別な
This is the only photograph I have of my uncle.
これは私の伯父のたった1枚の写真です。
Only you can understand me.
あなただけが私を理解しています。
※ Onlyを接続詞として使うときは、以下のようにbutと同じ「しかし」の意味になります。
He’s got a great sense of humor only he drinks too much. 上記のようなセンテンスでは、通常はonlyではなくbutが使われるケースがほとんどです。しかしonlyを接続詞として使うことができるということを覚えておくと便利です。 |
以上、Just と Onlyの使い分けを説明しました。These are Just a few tips, but not the Only ones!