国名の英語表記No.2 – “United States is” or “United States are”?

英文法・語法

 当シリーズでは、世界の国名の英語表記についてご説明しています。第2回は、複数表記の国名に対するセンテンス内の単数・複数扱いについてご説明します。

“United States is” or “United States are”?

 The United StatesやThe Philippinsのように国の名前が複数表記であっても、1つの国という意味で動詞は単数扱いになります。

The United States of America is always a strong contender at the Olympic Games.
アメリカはオリンピックにおいて常に強い競争相手です。

The Philippines is the third largest English speaking country in the world.
フィリピンは、世界で3番目に大きい英語を話す国です。

“the States” vs “the states”

 “the States”と”the states”の違いを例にとると、the States と頭が大文字の記載においては国名を表しているので単数扱いになります。 一方、the states と小文字表記のときはそれぞれの州(Arizona、Nevadaなど)の集合を示すため、複数扱いになります。

The United States is hot in the summer months but Florida and Louisiana are both particularly hot at that time of year.
アメリカは夏の間は暑いですが、フロリダ州とルイジアナ州は両方とも夏は特に暑いです。

Most of the states in America are much larger than Great Britain’s counties.
アメリカのほとんどの州はイギリスの国々よりもかなり大きいです。

以上、今回は国名と単数・複数表記についてご説明しました。今後のライティングに役立てていただければ幸いです。