未来に起こりえる事象やイベントについての記述には通常未来形の文法を使いますが、現在形を使っての記載が一般的であるケースがあります。当シリーズでは、今後3回にわたり現在形を使う未来事象のケース(特定の状況、特定の構文、特定の動詞など)についてご説明させていただきます。
第1回は、特定の状況「日程、予定」です。
カレンダーや日程表に記載されている予定
カレンダーや日程表(official time table)に記載されている、すでに決まっている予定については単純現在形を使います。日時を示す副詞句を伴うのが一般的です。
The first train to Tokyo leaves at 4:00 tomorrow morning.
東京(駅)への始発は明日の朝4時に出発します。
The next meeting is on Friday next week.
次回のミーティングは次週の金曜日です。
The North Tokyo hotel opens next month.
The North Tokyoホテルは翌月にオープンします。
祝日、記念日、未来の「特定の日」についての事
祝日や記念日、また、「来週の〇曜日」といった未来の特定の日の事については単純現在形を使います。
Tom’s birthday is on the first of next month.
トムの誕生日は翌月の1日です。
Monday is the 1st of March.
月曜は3月1日です。
Tomorrow is Saturday.
明日は土曜日です。
決まっている予定、約束についての事
すでに決まっている予定、約束についての記載には現在進行形を使います。
I’m meeting Paul next Tuesday.
次の火曜日にPaulに会う予定です。
Ken and Tomoko are getting married.
KenとTomokoは結婚する予定です。
We are starting the online meetings from next week.
翌週よりオンラインミーティングを開始する予定です。
以上、日程や予定に関して、現在形を使う例をご紹介しました。後続記事では特定の構文や動詞の利用において現在形を使う例をご案内させていただきます。