“so” と “very” は両方とも副詞用法で、「とても」「すごく」といった強調の意味を持ちます。どちらも会話においては似たような場面で使われ、意味の違いもほとんどありません。しかし、ライティングにおいてはフォーマル・インフォーマルの使い分けがあります。以下、順に説明させていただきます。
会話・カジュアルライティングではsoもveryもOK
会話やカジュアルなライティングにおいては、so, very どちらとも、形容詞、副詞の強調に使われます。
[形容詞の強調](カジュアル)
(OK) It’s so cold.
(OK) It’s very cold.
すごく寒い
[副詞の強調](カジュアル)
(OK) She works so fast.
(OK) She works very fast.
彼女はすごく速く仕事をする
ただし、以下のように、形容詞が名詞を修飾するケースにおいて、veryは使えますがso は使えません。
(NG) He is a so kind person. soの代わりに、以下のようにsuchを使うことはできます。 |
Soとveryを組み合わせて使うこともよくあります。以下ような例では、veryは新しい情報を与え、soは強調に使われています。
I’m very cold. I didn’t know Paris was so cold in winter. |
フォーマルライティングではsoを使わない
日常会話において、so とveryの違いはあまりないと言えますが、フォーマルライティングにおいてsoを強調で使うことはスタイル上よろしくないと考えられています。フォーマルな文章ではできるだけvery, または他の表現を使うようにしましょう。
[形容詞の強調](フォーマル)
(NG) It is so cold.
(OK) It is very cold.
[副詞の強調] (フォーマル)
(NG) She works so fast.
(OK) She works very fast.
しかしながら、以下のようなso ~ that ~ の構文においてはフォーマルライティングでの利用が問題ありません。
(OK) It was so cold that the river was frozen.
とても寒いので、川が凍りました。
以上、強調で使われるsoとveryの使い方を説明しました。覚えてしまえば、難しくないと思います。We hope this helps and we look forward to seeing lots more examples of so and very in your writing!