メールの返信を書くとき、西洋人の名前を見て、どの部分が名字なのか、また男性なのか女性なのか迷うことがあると思います。
以下、いくつかの覚えておくべきことを記載します。
● ミドルネーム (Middle name)
欧米人はほぼ誰もがミドルネームを(ときには二つ以上)持っています。例えば、以前のアメリカ大統領のフルネームは、”George Walker Bush”で”Walker”がミドルネームです。
ハイフンでつながれている名前を持つ欧米人もいます。例えばStephen Ashley-Cooperという名前の人がいます。 宛先にはハイフンでつながれた名前を書かなければなりません。
● ファーストネーム/セカンドネーム (First name / Second name)
アジアと西洋では名前の表記順序が異なります。西洋と英語でやりとりするときには、宛先、自分の名前共に「given name(名前)」・「family name(姓)」の順番に書くように心がけます。 (例) Ichiro Suzuki
● イニシャル (Initial)
イニシャルは名前を表す頭文字です。”George W. Bush”のようにミドルネームをイニシャルにする欧米人もいます。
● 男性か女性か (Male or Female?)
国際ビジネスの現場で、メールの読み手が男性か女性かを判断するのは難しいことがあります。はっきりしないときにはインターネットで検索しましょう。それでも判断できない場合は「-san (例) Emitt-san」 のように書いておくこともできます。日本のビジネスマンが「-san」という敬称を使うことは国際的に問題ありません。
※ ちなみに、Kim, Lee, Jessie, Ashley, Leigh, Terryのような名前は、男性にも女性にも同様に使われているので注意が必要です。
英語の名前の男性、女性については西洋人自身でも識別が難しいことがよくあります。しばらくメールでやり取りした後に Mr. と Ms. を誤っていたことに気付くようなことは、意外とよくある話です。相手が指摘してくれたり、自分で性別の誤りに気付いた場合は、I am so sorry for misreading your name. 「あなたの名前を読み間違えて申し訳ありませんでした。」と返信でお詫びを入れておけば、大抵相手も笑って許してくれるでしょう。