今回は雨にちなんだ、rainを使った面白い英語のイディオムやことわざをご紹介させていただきます。
こちらの記事も併せてご参照ください。=> イディオムの学習は必要ですか?
Come rain or shine – 何があっても
Come rain or shine は、「何があろうと、どんなことが起きても何かをやり通す」という強い意志を表すときに使われるイディオムです。日本語の「雨が降ろうが、槍が降ろうが」に近い意味があります。
I am determined to pass my university entrance exam, come rain or shine.
どんなことがあろうとも、大学入試に受かることを決心しました。
Rain on someone’s parade – 楽しい気分に水を差す
Rain on someone’s paradeは、何らかの行事を楽しんだり、誰かの成功をお祝いしているような場面で、楽しい気分に水を差したり、台無しにするような行為に対して使われるイディオムです。
Don’t be mean, she sang really well. It’s not kind or nice to rain on someone’s parade.
意地悪なこと言わないで。彼女の歌は本当によかった。成功を台無しにするようなことを言うのは良くないし、思いやりがありません。
Save for a rainy day – 万一のために貯金する
Save for a rainy day は、「万一のために蓄える(貯金する)」という意味のお金に関するイデイオムです。
I’ve been saving for a rainy day and now I can afford to travel overseas.
いざというときのために貯金してきているので、今は海外旅行に行く余裕があります。
Right as rain – 健康そのもので
Right as rainは健康に関するイディオムで、「健康そのもので」「とても順調で」といった意味になります。
Thankfully, he’s out of the hospital and feeling right as rain now.
ありがたいことに、彼は退院して今はとても順調に感じています。
When it rains, it pours – 悪いことが次々に起こる
When it rains, it poursは、文字通りでは「降れば土砂降り」という意味で、悪いことが次々に起こるときに使われるイディオムです。「泣きっ面に蜂」と似たニュアンスがあります。
I hear that Kumiko has had a lot of bad luck lately. Like they say, when it rains, it pours.
クミコに最近良くないことが重なっていると聞いている。「悪いことは重なる」と言うからね。
Have/Take a rain check – 先に延ばす、延期する
Have/Take a rain checkは「雨天引換券」から来るアメリカ発祥のことばです。元々はアメリカでよく使われていましたが、現在は英語圏全般で幅広く使われています。「約束を先に延ばす、延期する」ときに使われます。
Sorry, but I’m going to have to cancel tonight. Let’s take a rain check.
ごめんなさい。今夜はキャンセルせざるを得ません。後日会いましょう。
Come in out of the rain - 現実を直視する
Come in out of the rainには「現実を直視する」「分別がある」といった意味があります。
I know it’s hard for you, but you need to come in out of the rain and accept the fact that you did not get the job.
あなたにとってつらいことだと思いますが、現実を直視して仕事が得られなかった現実を受け入れるべきです。
以上、雨に関するイディオムやことわざをご紹介させていただきました。会話やライティングでぜひ実際に使ってみてください。