当記事は「締切・期限」を表す英語表現Due date、Deadline、Expiration dateの使い分けをご紹介しています。
Due date – 仕事の納期や提出物の締切
Due dateは、何かを提出したり返却したりする締切・期限を意味しています。一般的にはMay 28thのように特定の1日を指定します。よく使われるシーンを例文でご紹介します。
〇 学校の宿題の締切
The due date for my assignment on Martin Luther King is May 28th.
Martin Luther Kingに関する宿題の締切は5月28日です。
〇 職場でのレポートや書類の締切
The due date for the report on the merger is September 1st.
合併に関するレポートの提出期限は9月1日です。
〇 図書館での返却期限
I checked these books out last month. The due date was yesterday!
先月これらの本を借りましたが、昨日が返却期限でした!
※ check out は「借りる」という意味です。
Due date / Due は以下のように出産予定日の意味にも使われます。
We’re pregnant! I’m due on June 6th. 英語では上記のようにWe are pregnant.と夫婦を指して主語にweを使うことがよくあります。同様に、I’m due on ~、の部分はWe are due on ~ という言い方もよく使われます。 |
Deadline – 義務のある締切、最終期限
Deadlineも「締切・期限」という意味ですが、Due dateが比較的幅広く、あいまいなものに対しても使われるのに対し、Deadlineには「守らなくてはならない」という義務感のニュアンスがあります。締切りが守られないと、原稿が落ちる、契約が不履行になる、など比較的切羽詰まった場面で使われています。
〇 作家の原稿締切
The deadline for the Myanmar story is Friday at 5pm.
Myanmar storyの(原稿)締切は金曜の5時です。
〇 コンテストなどの応募締切
The deadline for all entries is January 31st.
すべての応募の締切は1月31日です。
上記の例のほか、以下のような職場での会話にも(口語として)よく使われます。
If I miss this deadline my boss will kill me! |
Expiration date – 有効期限、消費期限
Expiration dateは、食品の消費期限や、パスポートなどの期限など、何かの有効期限に対して使われます。
〇 食品の消費期限
We should eat this ham soon. The expiration date is tomorrow.
このハムをすぐに食べるべきだ。消費期限は明日までだ。
食品などの「消費期限」expiration dateに対して、「賞味期限」には best-by date や best-before dateという記載が使われます。しかし、日常会話においては両方においてexpiration dateを使うことが多いように思います。 |
〇 薬品の有効期限
Use this antihistamine by the expiration date for the best results.
効果を最大にするために、この抗ヒスタミン剤を有効期限内に使ってください。
〇 免許証・許可証の更新期限
I have to renew my license. The expiration date is coming soon.
免許証/許可証を更新しなくては。もうすぐ更新期限だ。
「有効期限が切れる」という場合、以下のように動詞のexpireを使った表現もよく使われます。
I need a new passport. This one expires June 1st. |
「期限」に関する言葉は、職場、学校、また日々の生活でも頻繁に現れます。ぜひ意識して使い分けてみてください。