「AndやBut, Becauseなどの接続詞で文を書き始めてもいいのか?」という議論がよくあります。実際、大学教授や英語の専門家によっても意見が異なることがあります。当シリーズでは接続詞ではじまる文章について順にスタイル向上のポイントを説明していきます。はじめはand, butではじまる文章を見ていきましょう。
まず、And, Butで始まるセンテンスは誤りではありません。しかし、一般的にスタイルがよろしくないと考えられています。And, Butで始まるセンテンスはダイアログ(会話文)や友人とのやりとり、日記などではよく使われており、読み手にもあまり違和感を与えることはないと思います。しかし、ビジネスやフォーマルな文章で使うと読み手へやや幼稚な印象を与えてしまいます。
ビジネスやフォーマルライティングにおいての文頭Add,Butは、以下のように別の語へ書き換えることでスタイルが向上します。
文頭Addの書き換え
文頭And ではじまる文は、Also, Moreover, Additionallyなどを使って書き換えることができます。
(例1)First of all, it is more expensive. And, Moreover, it usually covers only nine months of the year.
(例2)Things have not been going well. The project is several months behind the schedule. And, Additionally, three members of the team have been transferred to other project.
文頭Butの書き換え
文頭Butではじまる文は、代わりに、However を使って書き換えることができます。
(例3)It costs less than the food they would normally eat. But, However, we have one problem.
(例4)The professor was unwilling to allow students to submit assignments after the due date. But However, students were permitted to rewrite an assignment that received a poor grade.
以上、接続詞And, Butではじまる文章のスタイル向上について説明しました。後続時事ではBecauseではじまる文章を説明いたします。